がん疫学研究の情報発信サイト

皆さん、現在の日本では一年間にどのくらいの方ががんに罹るかご存知でしょうか?

最新の統計である2019年のデータによると(全国がん登録)は999,075人が新たにがんと診断されています。これは年々増加していて今現在も上昇し続けています。2人にひとりががんにかかる時代でありながら、未だがん検診受診率は殆どのがんで目標である50%を達成できていないがん腫もあります。
こうした背景からがん対策推進基本計画第2期に、はじめて「がん教育・普及啓発」という施策が盛り込まれ、続く第3期計画では「がん教育・普及啓発」全ての施策を支える重要な基盤として位置づけられています。

国民の基本的知識として、また教養としてこどもからがんを知ることがいかに重要であるか、それをがん対策基本法では「がんに関する教育の推進」規定の(第23条)を新設し、『国及び地方公共団体は、国民が、がんに関する知識及びがん患者に関する理解を深めることができるよう、学校教育及び社会教育におけるがんに関する教育の推進のために必要な施策を講ずるものとする』と明記しています。

がん教育のような1次予防の普及啓発活動や、がん罹患率、死亡率、生存率といったがん統計、がん登録データを使ったがんの疫学研究を中心に研究をしています。2016年からは、予防可能ながん「子宮頸がん」予防に重点をおいた研究活動も行っています。それぞれのページに詳細がありますので、ぜひご覧ください。

片山 佳代子(On Cancer 管理人)

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